~Mくん、Yくんのおかあさまより~
『ウルトラ兄弟』の歌を夢中で聴いている次男のクラスの男の子たちを後ろから眺めていたとき、10年前も同じように長男のクラスで、男の子たちが『ウルトラ兄弟』に夢中になっていた光景を思い出しました。
長男が教室に通い始めたとき、「壁の色は母親の胎内を思い出すピンクで、子どもたちが落ち着く色なのよ。」と先生に教えていただきました。ちょうど一か月前に、子育てを手伝ってくれていた母が重い病で倒れ、気が張っていた私まで壁紙に癒されたことを覚えています。
長男がスポンジのように、いろいろな知識を吸収していくのがとても楽しかったです。
次から次へと出てくるフラッシュカードやペグ…子どもが飽きないような工夫が本当に素晴らしく、キラキラした顔で楽しそうにしている長男を見ていることで、私もとても幸せになりました。
初めての子育てのプレッシャー、長男のできないことを見つけてしまうこと、他の子と比べてしまうこと。
週一回の教室で、長男と過ごすことでリセットすることができ、私の大切な時間となりました。
そのような私の感情に、当時の先生は、「好きなことをどんどんのばしてあげると、きっといつか他のこともついてくるよ。」とアドバイスをくれました。
その言葉と、八秒間の抱きしめ、本の読み聞かせは、長男が七田を卒業しても忘れませんでした。教室に貼ってあった5つの言葉も、いまだに私を支えてくれています。
特に、最後の「ゆるします」は、人生をポジティブに考えることができるようになったきっかけです。
先生のアドバイス通り、長男は得意だった計算能力がどんどん伸び、常に二学年上の教科書で自己流で勉強して、数学検定に挑戦しています。大好きな数学を勉強したいから、と中学受験を決め、一人で学校見学に行き受験もしてきました。
親離れが早く寂しいですが、私は長男をとても尊敬しています。
どんな強化もバランスよくでき、頭の回転も速く、理解力も素晴らしいです。
人望も厚く、とても頼もしい子です。
スポーツテストでは、常に校内5位以内です。
学校説明会などの時の、学校での保護者向けスピーチも素晴らしいです。
ひどいいじめにあった時も、トラブルにあった時も、ポジティブに乗り越えています。
悩んでいる子に寄り添い、困っている子を助ける…
出来ることを決してひけらかさない、それも長男の素晴らしいところだと思います。
本当は、長男の欠点はたくさんありますが、その完璧ではないところが、長男の可愛いところだと思っています。そして、面白くてたまりません。
自分をしっかり持ち、自分を理解し、考えて行動する…とても素晴らしい子です。
15年かけて、ようやく長男が自分らしく、自信を持ち、楽しそうに毎日を送っているように感じます。
あの時の先生の言葉があったから、マイペースな長男を急かすこともなく、他の子と比べることもなく、育てることができました。
本当に、七田に通うことがなかったら、今の私も長男もないのではと思います。
物怖じしない外交的な長男に比べ、シャイな次男だったので、なかなか七田に入塾のタイミングをつかめなかった私に、長男が強く勧めてくれました。
七田に通わなかったら、今の自分はないと言われ、次男の出来ることも探しに行こう!と入塾することができました。